2019年5月5日日曜日

脳内を読み取りことばに変換 米研究グループが成功 NHKニュースより

2019年4月25日にNHKで報道されたニュースです。
テレビでも報道されていました。

脳内の電気信号を読み取り、話し言葉に変化すること、ついに映画の世界で実現されていたような技術が実現されていた、頭に何かの装置をつけて思い浮かべるだけで、自動的にそれを別の音声出力装置から出してくれる――。

記事では『脳梗塞の後遺症や、全身の筋肉が徐々に動かなくなる難病、ALS=筋萎縮性側索硬化症などでことばが出なくなった人とのスムーズな意思の疎通につながる技術として注目されています。』ということですが。
吃音のある人、場面緘黙のある人、高次脳機能障害のある人、手軽に気軽に、メガネをかけるような感覚で使えるようになればいいなと思います。

今後、このような、頭に思い浮かべるだけで、自動的に音声を出力してくれる装置、アイテムが一般的になれば、過去にあった携帯電話の着メロのように、出力する音声を声優のものにしたり、ボーカロイドのように自分で調整した音声に変更したりとできる時代もくるかもしれません。要は、病気や障害の当事者のためだけのものではなく、広く一般社会に普及するほうが先にくるのではないだろうかと思います。病気や障害のある人、当事者向けにアプローチするよりも、ビジネスとして成立させるほうが、結果的に病気や障害のある人が利用しやすい価格帯になるからです。メガネを購入するくらいの価格になればと思います。






NHKとは別記事でコロンビア大学の研究でもこのような記事がありました
https://zuckermaninstitute.columbia.edu/columbia-engineers-translate-brain-signals-directly-speech

脳内を読み取りことばに変換 米研究グループが成功
2019年4月25日 9時13分
脳の中の電気信号を読み取り、話しことばに変換することにアメリカの研究グループが成功し、脳の障害などによってことばが出ない人とのスムーズな意思の疎通につながる技術として注目されています。
この研究成果はカリフォルニア大学のグループが24日、イギリスの科学雑誌「ネイチャー」に発表しました。
研究グループは、脳内で出される電気信号を検知する装置を人に取り付け、数百の文章を声に出して読んでもらうことで、声に出す際に唇や舌、あごやのどを動かすのにどのような信号が関わっているかをAI=人工知能を使って詳しく解析しました。
そしてこの解析を基に脳内の信号を解読して音声に変換するコンピューターのシステムを作り試したところ、脳内の信号を基に100余りの文章を音声にすることができたということです。
文章によってはほとんどの人が正確に聞き取れたということで、研究グループは、脳の信号を読み取って文章を音声に変換することができたのは初めてだとしています。
研究グループは、現時点では限られた文章しか音声にできておらず、精度を上げる必要があるとしています。
ただ将来的には、脳梗塞の後遺症や、全身の筋肉が徐々に動かなくなる難病、ALS=筋萎縮性側索硬化症などでことばが出なくなった人とのスムーズな意思の疎通につながる技術として注目されています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190425/k10011895801000.html

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